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精度の高いアルミダイカストの特徴
2016.10.05
【ダイカスト】
アルミダイカストは、材料となるアルミを熱して溶かし、その溶湯を高速で金型に注入して冷やし固める製造方法です。
実はアルミダイカストは圧力をかけて高速で金型に注入する事ができるため、同じ鋳造製品でもアルミニウムの質が少しだけ変わります。
高い寸法精度を出すために、一般的には不純物とされている他の金属を故意に混ぜてあるのです。
実はこれが金型への焼き付きを阻害する働きがあるため、高い精度の部品を大量に生産する事ができるのです。
これがアルミダイカストと他の鋳造との違いです。
また製造工程でできた気泡などが破裂する可能性があるため、アルミダイカストの場合は熱処理はほとんど行いません。
そのため熱処理にかかる時間を短縮する事ができます。
アルミダイカストの最大の特徴といえば、生産性が非常に高い製造方法であるという点ではないでしょうか。
基本的に大量生産を行うのに最適な加工方法なので、大量生産を見込める部品の加工を行うには、アルミダイカストに勝るものは無いでしょう。
従来の金型を使うとどうしてもある程度のロット数じゃないとコストが高く感じてしまうかもしれませんが、太陽パーツではエコダイカストを行っているので、小ロットでも対応する事が可能です。
小ロットでアルミダイカストの利用を考えている方は、まずは太陽パーツへご相談ください。