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フライス盤による切削加工

2016.11.16 【切削加工/加工について】

切削加工というと旋盤加工の方が強いイメージがありますが、いわゆる丸ものではない金属加工の多くは、フライス盤を使って加工を行っていくものなのです。
つまり切削加工という加工方法は、旋盤だけではなくてフライス盤にも言える事なのです。
今回は、フライス盤による切削加工についての簡単な説明と、工具などの重要性についてをお話ししていきます。

・フライス盤での切削加工の種類
切削加工は刃物を使って金属を加工するほとんどの加工を切削加工と呼んでいて、穴あけ加工やタップなども全てを含まて切削加工というわけなのです。
まずは穴あけ加工ですが、ドリルを使って穴をあけていきます。穴あけ加工を終えて次にその穴を広げる場合にはエンドミルなどを使って中ぐり加工を行います。
平面を削っていく正面フライス、バイトを使った平削りという切削加工もあります。他にもポケット加工やキー加工なども行えますし、冶具を使ってT溝加工を施す事や、あり溝加工を行う事も可能です。
さらには直角の溝ではなくてRのついた溝加工なども行う事が可能です。偏芯削りやねじれ溝切削などの難しい切削加工も行う事ができます。
平面上に溝を入れたり段差加工を行う時も、すべての加工が切削加工という事になるのです。フライス盤では多軸加工はできませんので、旋削という加工はできませんがその他の加工は可能です。

・フライス盤の切削加工の弱点は衝撃が強い事
フライス盤の場合には、旋盤のように素材が回転をして削っていくわけではなく、刃物の方が回転しながら金属を削っていきます。
そのため、切削加工を行う時に使うバイトやエンドミルといったものは、金属に触れた時にかなりの衝撃が加わる事になり、選択を間違えると刃先が欠けてしまったりする事もあります。
工具の破損を防ぐためには、金属の特性をよく理解して加工に合ったタイプのバイトやドリル、エンドミルなどを用意する必要があるのです。
また、それだけではなく加工の方法についても経験を積み、何度も試行錯誤を繰り返しつつ腕を磨いていくものなのです。

いかがだったでしょうか? フライス盤での切削加工について、さまざまなお話をしてみましたが、フライス盤の切削加工は意外と経験や知識が必要だという事がわかっていただけたのではないでしょうか。
まだまだフライス盤での切削加工は発展していく分野でもありますが、数多くの加工経験を持つ技術者がいる太陽パーツでは、フライス盤の切削加工にも自信を持っています。
その技術を使って金型製作などにも力を入れていますので、加工の事でお悩みの方はぜひ太陽パーツへお気軽にご相談ください。

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