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アルミの溶接について【アルミ加工】

2017.03.23 【加工について】

アルミニウムはとても柔らかい材質なので、加工がしやすい事で知られているのですが、必ずしもその材質が適していると言い難いものもあります。
それは溶接です。アルミの溶接というのは簡単そうに感じるかもしれませんが、実は意外とアルミは溶接するのが難しい素材だったりするのです。
その理由はなぜかというと、アルミというのは他の金属とはちょっと違う性質を持っているからです。
なぜ難しいのかというと、アルミニウムは溶接している時に酸化しやすいという特性があるからで、酸化する事によってより溶接が難しくなるのです。
アルミは酸化する事で固い酸化皮膜を作るのですが、アルミ自体の融点は660度ですが、酸化被膜は2000度という高温じゃなくては解けないのです。
酸化しやすいという特性以外にも問題点はたくさんあります。
例えばアルミの融点は低いので解けて落ちてしまったり、ひずみが生じやすくなったりする事も問題です。
さらにブローホールや溶接割れなどを起こしやすいのも問題点として挙げられるでしょう。でもこれらの問題を解決する方法が無いわけではありません。
溶接に詳しくて経験豊かであれば、これらの問題をできるだけ回避しながら製品の溶接を行う事ができるのです。
ちなみにアルミの溶接を行うためには、TIG溶接、MIG溶接、スポット溶接があり、TIG溶接はアルゴンガスを利用して、タングステン電極とアルミの間にアークを発生させる事で溶接します。
MIG溶接はアルゴンガスを使って電極にアルミ製のワイヤーを使って溶接します。スポット溶接は溶接をする材料を重ねて、上下を電極で挟んで通電によって溶接する方法です。
素材に合った溶接の方法を選択する事によって、難しいと言われているアルミの溶接がができるのです。

太陽パーツでは、アルミの製品の加工を得意としています。アルミの特性をよく知り尽くしているからこそ、難しいと言われているアルミの溶接も安心してお任せいただけます。
これからは強くて軽い材質でもあるアルミの製品が増えていくと予想されるので、アルミの加工はアルミが得意な太陽パーツへぜひお任せください。

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