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どんな金属にも対応できる【バフ研磨】ってどんな加工?

2017.08.10 【加工について】

金属加工によって製作された製品、部品にはバリという「カエリ」の部分があるものですが、加工者はこのバリの部分を取り除きながら部品製作を行います。
一点ものの場合には丁寧に一つずつバリ取りを行えるのかもしれませんが、大量生産ともなると一つ一つバリ取りをする事なんてできません。そんな事をしたら人件費がかかってしまうでしょう。
そこで大量生産された部品の多くは、バリ取りのためにバフ研磨という加工を行い、バリの無い均一な仕上がりになるよう努力をするものです。
もちろんバリが取れるというのも理由の一つですが、他にも金属の表面を美しく磨き上げるという役割をもっている加工技術でもあります。
加工した部品をバフ研磨するには、バフ専用の布に研磨剤をつけて高速回転します。高速回転させた部分に磨きたい部品を当てて表面を美しく仕上げていきます。
バフ研磨に使われている布は磨いた金属を再び傷つけないようになっています。磨き上げてピカピカのつるつるに仕上げる事ができるため、表面に光沢が欲しい時や滑らかにしたい時に利用します。
よく表面処理でメッキを施しますが、実はメッキ処理をする前にバフ研磨をする事によって、より美しく光沢のある部品に仕上げる事ができるのです。
表面処理のためではなくて、面相度が細かく指定されている場合などにもバフ研磨を行う事があるでしょう。また、バフ研磨は金属を選びません。
どんな金属であってもバフ研磨はできます。金属を選ばないというのもバフ研磨の特徴だと言えるのではないでしょうか。
バフ研磨も製品にどんなものが求められるかによっては、使う研磨剤を変更する必要があります。表面をピカピカに磨く事もできれば、光らないようにつや消しする事もできる加工技術なのです。

 

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