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純金属を合金にする理由とは

2017.11.08 【加工について】

合金というとちょっとカッコいいイメージがありますが、合金というのは2種類以上の金属を合わせたものをそう呼びます。
例えばアルミ合金というのがありますが、これもアルミニウムとマグネシウムなどの数種類の金属を溶かして混ぜ合わせたもので、それぞれの金属の特性を活かした製品を作るために作られる合金です。
ちなみに合金というのは数種類の金属を溶かして混ぜ合わせて作るものですが、金属の特性によって出来上がる合金の形は違ってくるもので、固溶体、共融混合物、化合物などに分かれます。
簡単に説明すると固溶体というのは2種類以上の金属の元素がしっかりと溶け合っている状態を表し、共融混合物とは溶け合う2種類以上の金属が冷えた時に微細な結晶ができる状態を表しています。
化合物というのは2種類以上の金属の元素が化学結合で結びついている状態を表しています。それぞれの合金のカンタンな説明いたしました。
ではどうして合金を作って加工する必要があるのでしょうか? 実は2種類以上の金属を混ぜ合わせる事によって、製品に適している金属を見つける事ができるからです。
例えば軽くて丈夫な旅行ケースが欲しい! となった時、ジェラルミンというという合金を作り出したのと似ていますね。
合金を使う事によって熱伝導率の高い金属を作る事ができるかもしれませんし、より剛性の高い軽い金属を作りだす事も可能になるのです。
ふとした事で優れた製品を作る出す事ができる合金の配合が見つかるかもしれません。現在金属加工に使われている多くの金属が合金で作られていたりします。
代表的なものがアルミ合金でありステンレス鋼であり真鍮なども合金ですし、ハステロイという耐熱性と耐蝕性に優れた金属も合金の一種です。
合金を作る際には製品にどんな性質を持たせたいのかなどをしっかりと考え、それに合った性質を持つ合金を作り出す事が必要となります。
例えば製品を生産するための金型に用いる金属を合金で作りたい。といった場合にも合金を使う事は可能でしょう。
太陽パーツではプレス加工、ダイカスト加工、押出加工などを行っています。金型の段階から加工をしますので、より優れた金型を作りたいと思うのなら一度お気軽にご相談ください。

 

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