太陽パーツ株式会社 機械部品、住設機器の設計・製造

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合理的な加工法である押出形成とは

2019.05.27 【加工について】

ものを生産する時にはその製品に最適な製造方法があるものです。製品の製造に最適な方法で作成する事で生産性が上がり、安定した製品の供給を実現する事ができるのです。

例えば押出成形は棒状の製品やパイプ系の製品を作るのに最適です。押出成形が棒状やパイプ状の製品を作るのに最適な理由はいくつかありますが、一番の理由はその生産技術です。
押出成形というのは金型を使って製品を作成します。その金型に柔らかく熱した材料を高圧で押し付ける事で製品を作ります。金型を通った材料は金型と同じ形状となります。
材料が続く限り同じ形の製品を作り出す事ができるわけです。この製法で作られるのはワイヤーなどの長い製品です。とても簡単な製造技術なのですが、だからといって何も工夫しなくても良いわけではありません。

まずは材料の温度や柔らかさが一定じゃなくてはなりませんし、かける圧力も一定の力を加えなくてはなりません。もし押す力に強弱があると製品の太さが一定しないからです。
そのため押出形成は材料の材質に合った速度や圧力を一定にかける技術が必要なのです。長材の製品を生産する時には圧力が弱いとゆがみや反りなどの原因となるので、高い技術と素材を選ぶ必要もあるのです。
とても合理的な製造技術ですが、生産後の対応にも技術が必要となります。製品は金型から出てきたばかりの時にはまだ柔らかいので、乾燥や冷却の段階でも変形の原因を取り除かなくてはなりません。
また、押出成形は全ての金属が適しているわけではなく、熱や摩擦による変質が少ない金属である必要もあります。
生産性が高く長材の生産に適している押出成形は、長年培ってきた技術や経験が無くてはならない生産技術なのです。
しかも大量生産から小ロットでの生産にも対応する事ができる便利な技術でもあるのです。

太陽パーツでは長年の経験と確かな技術で製品の生産を行っています。
短納期であっても可能な限り対応していますので、長材の製品の生産でお困りの場合はお気軽にご相談ください。

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