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ダイカストにも使われる~亜鉛合金の特性~

2019.08.26 【加工について】

ダイカストで製品を生産する時には様々な合金が使われますが、ほとんどの場合はアルミ合金そして亜鉛合金が使用されています。それぞれの特性があるので部品に求められる要求を満たす合金で作るのが理想です。今回は亜鉛合金の特性についてご紹介いたします。

亜鉛合金は用途に合わせてアルミやマグネシウムと混ぜ合わせて作られる素材です。そもそも亜鉛はアルミと似た銀白色の金属で、金属の中でも4番目に消費量が多い金属です。近年では健康食品などでもよく聞く金属ですが、実に多くの分野で活躍している金属の一つなのです。そもそも亜鉛の特性は他の金属を腐食から守る働きや、融点が低くダイカストに向いた金属です。その特性は他の金属と合成する事によってさらに向上します。では具体的に亜鉛合金にはどのような働きがあるのかについてを説明いたしましょう。

亜鉛合金の特性としては「熱伝導率が高い」「強度、硬度が得られる」「電気伝導率が高い」「仕上がりが美しくなる」「腐食に強い」「安定した寸法精度が出る」「リサイクル性が高い」などの特性を持っています。また加工がしやすいので薄肉の製品の成形にも向いています。用途や求められる性質によって合成する金属の配分を変え、ダイカストなどの金型を使った成形に活用されます。ちなみに自動車部品などの場合には亜鉛合金の特性の一つでもある、耐摩耗性が非常に役立ち安全性を高める働きがあります。アルミやマグネシウムと合成する事によって、硬さや強度をプラスできるのも注目すべき点でしょう。亜鉛合金を使ってダイカスト製品の生産を行う場合には、生産者にどんな性質の部品なのかを相談し、どんな亜鉛合金を使うのかを決定していくのもおすすめです。

太陽パーツでは亜鉛合金に関してのデータを踏まえて、最適な材料の提案やダイカストの金型の製造にも貢献いたします。しかも低コストで精度の高い製品を作る事も可能です。亜鉛合金やダイカストについてのお悩みは、ぜひ太陽パーツへお気軽にご相談ください。

 

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