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【ダイカスト】を知ろう!基礎知識

2019.11.28 【エコダイカスト/ダイカスト】

現代人の私たちの生活は経済的にも恵まれ非常に便利なものに囲まれて生きています。その陰には様々な生産技術の発展が強く関係しています。例えば今や一家に一台と言われている自動車も、現代の生産技術を活かして作られているのです。

ところで、昔と違って現在の自動車というのは剛性も高くなり、安全性が各段に上がっているだけではなく、車両総重量も非常に軽量化されているので低燃費です。その陰にはアルミ合金を使った部品の数々が使われているからだと言えるでしょう。

例えばエンジンは車の部品の中ではとても重要で大きな部分なので、鉄などで造られていた時には非常に重く、錆に弱いというウィークポイントがありましたが、現在では錆の心配はあまりありません。これもアルミ合金を使っている恩恵かもしれません。

そしてエンジンをはじめ多くの部品の生産に使われている技術こそが『ダイカスト』なのです。今回はダイカストの基礎知識についてわかりやすく説明していきます。

ダイカストを簡単に説明すると、金型という型の中に溶けたアルミ合金などを流し込んで、冷やして固めるという加工技術です。こうした技術を『鋳造技術』というのです。

ダイカストマシーンに金型をセットします。セットした金型に溶かしたアルミ合金を高圧で射出していき、充填が済んだら冷やして固めて金型の形に形を変えます。

加工するには金型が必要になりますが、近年では技術が進歩した事もあって、薄肉でより複雑な形状の金型を造る事が可能となり、軽量化と高い剛性を持つ耐久性の高い部品の生産ができるようになったのです。

しかも圧をかけて製品の生産を行うので非常に美しい鋳肌をしていて、表面処理を容易に行う事が可能です。鋳込み金具を使って鋳込みをつくる事が可能なので、硬さや耐摩耗性の高い製品を加工する事もかのうです。

精巧な金型で加工するため最終仕上げ加工を行わなくても良いというメリットがあります。その分時間を短縮する事も可能です。これらの特性から自動車やバイクなどのエンジン部品の生産に利用されています。

ただし製品の生産に必要な金型については費用がかかるため、どちらかというと小ロットでの注文よりも大ロットでの注文に向いています。年々生産量は増え続けているため小ロットへの対応を希望する声があるのも事実です。

太陽パーツでは小ロットでもダイカストを利用したいという要望に応えるため、エコダイカストという技術を活かしています。

精度は変わらず小ロットでダイカストを検討したい方にお勧めです。

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