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砂型鋳造とダイカスト鋳造の違いは?

砂型鋳造とダイカスト鋳造はどちらも鋳造技術です。鋳造技術と言うのは何かというと、金属を熱して溶かし金型というものに流し込み冷やすという生産技術です。


溶けた金属は金型の中で冷えて固まりますので、金型から出した時は金型と同じ形状になります。砂型鋳造もダイカスト鋳造もどちらも全く原理は同じわけですね。
ではどこが違うのか?それは「金型」が違うというのと、「機械」が違うというたった二つの大きな違いしかありません。

もっと細かくいうと材料の金属の違いもあるでしょう。


砂型鋳造の金型は「砂」です。もちろん砂だけでは金型としての役割を果たせませんので、砂に添加剤を混ぜたものを使用して型をつくります。砂型の大本は木型といって木で作った型を使います。
型枠に木型を置いて添加物の混ざった砂を入れて固めます。砂型が固まったら木型を外し、そこへ溶けた金属を流し込みます。もし製品の内部が空洞になる場合には空洞のための中子という砂型を別途作って使用します。


溶けた金属が砂型の中で冷えて固まれば製品が完成ですが、この時砂型は壊してしまいます。同じ製品をつくる時にはこの工程を繰り返し行わなくてはなりません。
砂型鋳造のメリットは大きな製品の生産に向いている点、そして材料となる金属を選ばない点でしょう。デメリットは大量生産には向かないという点、そして鋳肌がザラザラしている点でしょう。


一方ダイカスト鋳造は金属でできた金型を用いて製品の生産を行います。金型をダイカスト機械にセッティングして溶けた材料を射出し、冷やして製品の生産をします。
ダイカストの特長はアルミ合金、亜鉛合金、マグネシウム合金などの非鉄金属である点です。非鉄金属は溶融温度が低いので金型が溶ける心配がありません。


ダイカスト鋳造のメリットは金型が金属なので、金型の寿命が長く大量生産に向いている点、そして鋳肌が美しく表面処理がしやすく、仕上がりが美しい点でしょう。
圧をかけて生産するので寸法精度が高いのもメリットです。


このように砂型鋳造とダイカスト鋳造は同じ鋳造技術ですが明らかな違いがあります。どちらの生産技術を選択するかは製品の性質、素材、大きさ、数などで決めると良いでしょう。


太陽パーツではダイカスト鋳造、砂型鋳造などの他にも様々な生産技術がありますので、製品の生産方法でお悩みの方は気軽にご相談いただければ、最適な生産技術を提案いたします。

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