ブログ

押しバネ・引きバネ・板バネの特徴について

私たちが普段使用している製品には数多くの部品があります。その中で『バネ』はとても身近な部品です。このバネは機械の一部として活躍している部品なので、あまり目に触れる機会はないかもしれませんが、無くてはならない部品なのです。
また、バネには「押しバネ」「引きバネ」「板バネ」などの種類があって、それぞれに特性があるので今回はバネの種類とそれぞれの特性についてお話いたします。


【押しバネ】
まずは押しバネというタイプのバネの特性ですが、押しバネは別名「圧縮コイルバネ」と言い、車両やバイクなどによく使用されるタイプのバネで、形状としてはコイルのようにぐるぐると巻いた形をしています。
衝撃を吸収するように作られていますので、衝撃が加わっては困る製品などに使用されます。軽荷重の場合にはコイル径が細くピッチも小さめですが、重荷重の場合にはコイル径が太くピッチも大き目に作られていることが多いです。
ちなみにコイル径やピッチを変えることで強弱を変化させられます。


【引きバネ】
引きバネは引張コイルという別名で呼ばれることもあるバネで、比較的小さい大きさなので精密機械の内部に使われたり、介護用品の車いすなどのバネとして使用されることの多いバネの一つです。
このバネは細かなコイルの上下(左右)にフックの付いているタイプのバネで、開閉する製品などに使用されることが多いバネです。より強い初張力を得るために冷間成形で密着度の高いコイル巻きをして生産されます。
精密部品として使われるバネなので、一度でも機械を分解したことがある方ならどなたでも目にしたことがあるバネだと言えるでしょう。


【板バネ】
板バネというバネは見た目ではバネとはわかりにくい構造をしています。板状の金属を使って加工しますが、製品の大きさや形状によって比較的自由に加工ができますが、緻密な計算が必要なバネでもあります。
一般的なバネを使えない製品に対して使用できますが、板バネは1枚の板で作る場合もありますが、より荷重がかかる製品の場合は板を重ねて耐久性を高めたものがあったりします。
薄肉の板バネの場合は文房具などですが、簡単に板バネを見るなら目覚まし時計などの電池を入れる場所です。マイナスの部分に小さな板状の部品がありますが、実はこれが板バネのひとつです。


他にもコイルバネを使えない部分に使用するのが皿バネという変わった形状のバネです。バネを使いたくても大きなバネを入れられない場合にとても有効です。ワッシャーのような形状なので高さを必要としません。
皿バネは非常に強く荷重が高い製品にも耐えられるだけではなく、ガタつきを抑える働きもあります。他にも巻きバネといって板を渦巻状に巻いた形状のバネもあります。実は水泳競技に使われている飛び込み台などは板バネの代表的なものだったりします。
このようにバネにも様々な形状があって、それぞれがバネとしての働きをしっかりと果たしています。
バネを使用する場合にはバネを使用する機械の大きさやバネを入れる場所の大きさ、そして荷重をしっかりと計算して部品の生産を行うと良いでしょう。

関連する記事