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半溶融ダイカスト・半凝固ダイカスト法とは

2012.05.07 【ダイカスト】

ダイカスト法には、固体と液体の合金が共存しているシャーベット状の固液共存状態ものを鋳造する方法があります。

固体から固液共存状態にする場合を半溶融ダイカストと呼びます。また、液体からの場合は半凝固ダイカストと呼ばれています。

半溶融ダイカスト・半凝固ダイカストの製法の特長には・・・

●ひけ巣が少ない。
●金型寿命が長い。
●結晶粒が均一である。

上記のような点があり、品質の安定したダイカスト鋳造品の製造が可能になります。

固体と液体のどちらから固液共存状態にするかにより、製造方法は異なります。
固体から固液共存状態にする半溶融ダイカストでは、「チクソキャスティング法」、液体からの固液共存状態の半凝固ダイカストでは「レオキャスティング法」が用いられます。

チクソキャスティング法では、半凝固ダイカストで利用されるレオキャスティング法により製造される半溶融スラリーと呼ばれる泥状の物を鋳型で凝固させ、固体ビレットにしたものを半溶湯状態にして鋳造に使用します。

レオキャスティング法は、半溶融状態のものをデンドライトと呼ばれる凝固組織を分離して半溶融スラリーにして、鋳造に使用します。

この半溶融・半凝固ダイカストで使用する半溶融スラリーを使用することで、通常の鋳造法では得られないような微細な内部組織を持つ金属製品を鋳造することが可能になります。

製造した固体ビレットは貯蔵が可能なため、製造の際に必要な分だけ使用することができるので、チクソキャスティング法は生産管理が用意な点があります。

太陽パーツでは、お客様のあらゆる金属製品・プラスチック製品・ゴム製品など多岐に渡り、製造いたします。

生産効率の良い方法、欠損が少ない製造法、コスト削減が可能な方法など、お客様にメリットのある製造方法をご提案しております。

現在の製造にお悩みを抱えている方、これから新しい製品をお作りなられる方は、ぜひお気軽に太陽パーツまでご相談ください。

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