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バリ取りの重要性と悪影響
2013.02.01
【加工について】
金属材料を加工する際などに不可避的に発生するのが、バリです。
バリをきちんと除去しなければ、金属加工時や製品完成時にさまざまな悪影響を与えます。
せん断、切断、切削、穴あけ加工など様々な場面でバリが発生するため、発生直後に除去する必要があります。
バリをすぐに除去しないことで、次のような悪影響があります。
●計測誤差:基準面と計測道具の間隔を狂わせるため計測時に誤差が生じます。
●勘合不良:せん断後の穴にバリが入り、丸棒を通す際などの勘合不良が起きます。
●押込み疵:引きちぎれたバリがロールなどに付着することで押込み疵がつきます。
●切創:組立時もしくは使用中にバリによる切創などのケガの原因になります。
このような悪影響を及ぼさないように、発生と同時に完全除去することが重要となります。
ただし、バリ取りを行うことは加工工程を増やすことにもなりますので、コストが増します。
そのため、加工上や使用上の機能に影響がない場合は、必ずしも除去する必要はありません。
また、バリは製品や人への悪影響も考えられますが、加工部品にもバリ発生している場合があります。
例えば切削加工に用いられるドリルなどの工具にバリが付着していれば、鋭いエッジではなくなってしまい、仕様性能上の問題にもつながります。
太陽パーツでは幅広い加工法によりお客様のご希望の製品をお作りしております。
より良い製品をお届けするために、バリ取りを含め、お客様にメリットのある加工法をご提案しております。
金属加工・機械加工、製品鋳造などどのようなこともでお気軽にご相談ください。