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ダイカスト製品の後処理加工について
2013.11.22
【ダイカスト】
ダイカスト製品の後処理加工について簡単にご説明します。
まずは最初に行われるのは、金型から取り外した後のバリ取りです。これは、ランナー等の切り離し時に発生したバリです。
その後は、冷却等を経てバリを調えます。
そして、次に加工機にて最終加工を加えます。
基本的な加工はマシニングセンターで3軸のものがメインで使用されますが、5軸タイプのものもあります。その他にもNC旋盤も利用した加工を行うことも多くあります。
機械加工が終われば、必要に応じて表面処理を行います。
表面処理はアルマイト、バフ研磨などがアルミではメインと思われますが、塗装などの処理も多く行われています。
また、製品の加工も重要ですが、製造後には溶湯清浄化が必要と考えられます。
ダイカスト製品を鋳造する場合、鋳造時に製品に混入した介在物の影響でチッピングが発生することが多く、鋳造時の条件から何が原因かが判断されます。その主な要因として、溶湯中の酸化物、スリーブ内での介在物が原因として考えられ溶湯要因での発生が主として多い傾向にあります。
今後は重要保安部品の生産も多くなり、加工が増えると影響が出やすくなるため注意が必要になります。
太陽パーツではダイカストに強みを持ち、コストメリットのある鋳造を行っております。
鋳造だけでなく、後処理加工にも対応できる幅広い技術を有していますので、製品づくりの際は、まずは一度太陽パーツまでご相談ください。