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切削加工における刃物と材料の硬さの関係
金属を加工する代表的な方法のひとつである切削加工。
切削加工は材料を常温で加工するため、非常に高い精度を得ることが可能になります。
ただし、切削加工には時間がかかってしまうためりコストが高く、量産には向かない面もあります。
また切削加工で金属を加工しようとする場合、その金属より硬い刃物で加工することが絶対的な条件です。
最近ではメディアでも金属加工が取り上げられることもあります。
例えば、金属に穴をあけることが出来るかどうかといった事をテーマにした番組もありました。
使用した非切削物は超硬合金です。この材料はもともとが刃物として使われるものなので当然非常の硬い材料です。そこに穴をあけようとするのですからそれより硬い刃物が必要となります。
この場合、使われたものは工業用ダイヤモンドを結合剤で固めたものです。
加工をしていくとダイヤモンドが落ちては次のものが現れる、つまり砥石を使った方法で切削するというものです。ちなみにこれは厳密にいえば切削ではなく研削加工の分野です。
共通していえるのは、モノを削るには加工対象より硬い物質が必要という事です。
ただ、硬いということはもろいという事にもつながり、その兼ね合いが切削での刃物の難しいところであります。
ただ、穴をあけるにはこういった方法の他に溶かして加工をする放電加工を行うのこともあります。
太陽パーツでは、切削加工を含め様々な加工方法に精通しております。
NC旋盤加工やMC加工にも対応しておりますので、コスト削減をお考えの方もお気軽にご相談ください。
他にも切削加工をダイカスト化することで、コスト削減できる可能性もございますので、コスト削減にお悩みの方も一度ご相談ください。