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マザーマシンと呼ばれる『工作機械』とは
工作機械というのは、普段私たちが日常的に使っている便利な機械の事を言うのではありません。
私たちの身近にある機械というと、どうしてもテレビ、冷蔵庫、自動車、エアコンやパソコンといった家電製品やAV家電のイメージがありますよね。
ですがこれらのいわゆる便利なマシンというのは、全ていろいろな部品が組み合わさって作られていますよね。
そして使われている全ての部品を作り出しているのが工作機械なのです。材料から様々な部品を作り出して製品を生み出しているので「マザーマシン」という言い方をするのです。
マザーマシンはどんな部品でも生み出して製品にして、私たち人間の暮らしを豊かにしてくれているのです。
マザーマシンと一言で言っても、たった一種類の機械しかないわけではなく、さまざまな工作機械が存在しています。
大きくわけると2つ種類があり、一つはひとつひとつを職人の技術で加工する汎用機械、そしてもうひとつはNC装置のついた工作機械です。
旋盤にフライス、ボール盤やペンチレス、板金加工などがあり、それぞれに汎用機械とNC機械とがあり、NC機械の場合は大量生産に向いた工作機械となっています。
もちろんいくら精度を出せるからといっても、NC機械には作れないものも数多く存在しています。そうした部品については職人が一つ一つ丁寧に作り上げているのです。
どちらも製品を作り出すためには欠かすことができないものであるのは間違いないでしょう。
加工機械で加工する事ができる素材も多様化しています。例えば鉄やステンレスといった金属や、アルミニウムや亜鉛合金に真鍮に銅といった非鉄金属などもあります。
さらにプラスチックやゴム、ガラスなども加工する事が可能です。だから世の中にある全てのマシンは工作機械で製造する事ができるというわけなのです。
ちなみにもちろん当然の事ながら、工作機械すら別の工作機械で作られた部品を組み立てて製造されているのです。
全ての部品は工作機械で生み出されているわけですね。どんなに先進技術であっても、宇宙工学で使われる装置にしても、全て工作機械で作られているのです。
こうして改めて考えてみると、マザーマシンというのは偉大な発明だという事がわかります。