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金属加工を発展させたNC工作機械【その1】
2017.11.16
【加工について】
金属加工の歴史は非常に古くからあるものなのに、ここ数世紀でかなり加工技術は発展してきました。
それまでは鍛冶屋と言われるような金属を溶かして叩いて加工する技術が主流でしたが、現代では飛躍的に技術が進歩しましたが、近年の金属加工の発展の陰にはNC工作機械があると言っても過言ではないでしょう。
NC工作機械というとNC旋盤というイメージが強いかもしれませんが、実はマシニングセンターなどもNC工作機械の一種ですし、放電加工やワイヤーカットなどの工作機械もやはりNC工作機械の一種です。
最近ではNC装置の付いた研磨機械などもあり、金属加工業界を飛躍的に発展させたというのは間違いありません。
さて、NC装置というのはどのようなものなのかというと、日本規格協会のJISでは数値制御によって工具経路や加工に必要な工程などを制御されている工作機械の事を指しているようです。
つまり数値によって加工する工具を選択して加工する地点を制御し、自動的に加工する機械はNC工作機械という事になるわけです。もちろん現代ではコンピューター制御でさらに優れた機械に発展しています。
次回もNC工作機械についてお話させていただきたいと思います。