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ダイカストのライン構成について
高品質な製品を大量生産するのに適している製法のひとつが、ダイカストです。
ちなみに、ダイカストラインの構成は、一般的に下記のような構成となっています。
(※主には、アルミダイカストをイメージしています。)
●溶解炉/保持炉
非鉄金属を溶かしたり、貯めておくもので、金属の成分調整を行ったりすることもあります。
鋳造ラインの省エネ化にて、効率を考えたタイプの製品も開発されています。
小型ラインであれば、溶解炉兼保持炉の溶解保持炉と呼ばれるタイプ、大型ラインでは、溶解炉は大型のもので集中的に溶解させて、搬送装置で保持炉に給湯します。
●自動給湯装置
一般的には、ラドルを先端に取り付け、ラドルで金属をすくい、ダイカストマシンのスリーブへ注ぎます。
計量は、エンコーダー方式です。
●ダイカストマシン
言わずも知れたマシンです。型締め力により種類があります。
●スプレーマシン
型に離型剤、エアーブローを行います。主にロボットが増えてきています。
●取り出しロボット
製品取り出し用です。これもスプレーマシンと合わせて、ロボット化されている場合が増えております。
●製品冷却水槽
一時的に温度を下げるものです。製品に合わせた水槽を設けています。
●バリ取りマシン
バリをとります。上下でプレスして、ランナーをとります。
当たり前のことですが、ダイカストを行う際にはこのように設備を整えたうえで製造を行います。
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ダイカスト、その他の金属・機械加工のことは、ぜひ太陽パーツまでご相談ください。