ブログ
ダイカスト鋳造と金型鋳物の比較
ダイカスト鋳造と金型鋳物は似ている製造方法だと考えられていますね。
ですが実際には金型鋳物とダイカスト鋳造というのは違うものなのです。
ではわかりやすく金型鋳物とダイカスト鋳造の製造方法の差について、またメリットなどを比較してみましょう。
ダイカスト鋳造は金型を利用して溶かした材料を流し込み、冷やし固めて製品を作ります。
実はこの部分は金型鋳物も同じ製造方法なのです。
●ダイカスト鋳造のメリット
ダイカスト鋳造のメリットは、同じ形状、同じ寸法精度の製品を短時間で製造できるところです。
さらに、大量生産にも向いているため、製造する部品の数が多ければ多いほど、コストを削減にもつながります。
また、肉厚の薄い部品を作りだすことも可能です。
これまで他の加工法により製造していた製品の場合、いくつかの機械を利用していれば、その分人件費もかかりますが、ダイカスト鋳造であれば、一度の工程で複雑な形状の製品でも簡単に製造することができます。
だからこそ、コスト削減につながる可能性もあります。
●金型鋳物のメリット
次に金型鋳物のメリットを見てみましょう。
金型鋳物というのは砂を固めて作った金型に材料を流し込んで製造をする製法です。
この製法によるメリットは、金型を作るのが比較的カンタンなので、金型の費用が安く済むのも大きなメリットではないでしょうか。
また、ダイカスト鋳造とは少し違い、様々な合金を使って製造する事ができるというのもメリットのひとつです。
さらに、熱処理や溶接も、金型鋳物の方が容易にできるでしょう。
ダイカスト鋳造と金型鋳物との差やメリットを比較してみました。
どの製造方法で作るかについては部品の用途や材質などで決めるのが良いでしょう。
太陽パーツではお客様の製品づくりをサポートしております。
お客様の作りたい製品に合った製造方法など、お客様にメリットの方法をご提案いたします。
モノづくりのことなら太陽パーツまでお気軽にご相談ください。