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金属加工においての「熱処理」の役割って?

2017.09.04 【加工について】

金属加工を行った後の処理の一つに「熱処理」という加工があるのをご存知の方も多いと思いますが、熱処理を行う事によってどのような効果があるのかをあまりよく知らない方もいるかもしれません。
簡単に金属加工での熱処理を行う事によって、どのような効果を実感する事ができるのかについてを、簡単にわかりやすく説明していきましょう。
まず熱処理というのがどのようなものなのかについてを説明しますと、製品を熱処理する事によって熱する事による金属の変化をプラスして、より良い製品に仕上げる事ができます。
例えば加工した金属を熱処理する事によって、結晶構造やその金属の性質が変化するのですが、変化させる事によって金属を強くしたり、さびにくくさせる事が可能になるのです。
熱処理を加える事によって何がもっとも変化するのかというと、やはり「硬度」でしょう。金属を熱する事によって結合が強くなったり、熱した金属を冷やす事で柔軟性を持たせる事も可能です。
必要な部品に必要な機械的性質を変化させる事こそが「熱処理」の役割だというわけです。ちなみに熱処理を行う時の機械的性質変化や硬度の変化については、金属事に違う事も知っておく必要があります。
何となく熱処理をするというと、部品が溶けて弱くなってしまうのではないかと感じる方もいるかもしれませんが、熱処理を行う金属の性質にあった熱処理を行えるので安心です。
わからなくて不安な場合には熱処理のプロに、必要な性質を相談して使用する金属を選ぶなど工夫をするといいかもしれません。
さらに熱処理を行う時間についても、製品の大きさによって変わってくるものなので、これに関しても熱処理を行う際に尋ねてみるといいかもしれません。
なぜ専門家に相談をしながら熱処理を行った方がいいのかというと、熱処理を行う事による熱処理変形というものがあるからで、熱処理を行った時後に冷却を行う時に、金属が膨張してしまったり収縮したりする事があるからです。
そのためにはしっかりと温度ムラができないよう工夫する、なるべく変化が起きにくくなるような加熱速度の調節に気を使う必要があります。
太陽パーツでは金属加工の事なら何でもご相談いただけます。熱処理の事でわからない事があったりした場合でも、お気軽にご相談くださいませ。

 

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