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ダイカストと射出成形の相違点とは?

2019.02.18 【ダイカスト/射出成形】

部品加工を行う方法は数種類存在しています。この中でも部品の大量生産を行う時に最適な加工技術として「ダイカスト」と「射出成型」があります。

この二つは金型を使って部品の生産を行うのですが、似ているようではっきりとした違いがあります。今回はダイカストと射出成型の違いについてをご紹介いたします。

まずダイカストですが、ダイカストは金型を使って溶けた金属、多くはアルミ合金やマグネシウム合金などを使って部品の製造を行う技術です。

溶けたアルミ合金やマグネシウム合金を金型に流し込んで冷やして固めるという製法です。材料はおよそ500度~700度程度に熱して溶かし、その材料を金型に低速で流し込んで部品を生産します。
ダイカストは金型を使って部品の製造を行いますが、使う材料が金属なだけに「鋳造」という技術に属します。高い圧力をかけて製品を冷やす技術です。

一方で射出成型というのはプラスチックを溶かして金型に高速で射出し、冷やして固めて製品の生産を行う技術です。

熱可塑性樹脂の場合は樹脂を高温にして溶かして、低温に温めた金型に高速射出して部品の生産を行います。一方で熱硬化性樹脂の場合は50度前後に温めて高温の金型に重点して部品の生産を行います。
この二つの加工方法の大きな違いは「素材」です。一方はアルミ合金やマグネシウム合金を使って製品の生産を行います。もう一方はプラスチック樹脂を使って製品の生産を行うわけです。

また、素材を熱する温度も違います。同じように金型を使って製品の生産を行うのに、素材が違うというだけで作れる形状にはほとんど大きな違いはありません。

製造される製品にも違いがあります。ダイカストマシンだと自動車のエンジンや家電製品など、金属で製造する必要があるものを生産します。

プラスチック製品を製造する時にはプラスチック射出成型で生産する。適材適所で最適な加工技術を使うと良いでしょう。

太陽パーツではお客さまのニーズに合った最適な加工方法で部品の生産を行います。ダイカストや射出成型の事なら何でもお気軽にご相談ください。

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