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亜鉛ダイカストとアルミダイカストの違いって? ~2~
2020.02.18
【ダイカスト】
【亜鉛ダイカストの特長】
亜鉛ダイカストの特徴は加工性が優れているという点でしょう。しかも亜鉛ダイカストはアルミダイカストよりも金属寿命が長いのも特徴です。また、複雑で寸法精度がキビシイ部品の生産にも向いています。
ダイカストで部品の生産を行う時に重要な受け勾配が小さいため、鋳造後に加工を施すのもしやすいというメリットもあります。
ただ経済面で言えばアルミダイカストには及ばないでしょう。
金属の部品の多くは腐食防止や表面を美しくするためにメッキ処理や塗装などを行いますが、亜鉛ダイカストはメッキなどの表面処理が容易です。ちなみにリサイクル性も高く、環境に配慮する事が可能な加工技術です。
ただし軽量化のためにあまりにも薄肉にしてしまうと耐久性に問題が出てしまう点は考慮しなくてはなりません。そういう意味ではまだまだ発展途上の金属であるとは言えそうです。
このように、アルミダイカストと亜鉛ダイカストのそれぞれの特徴を見ると、二つのダイカストの違いがハッキリとわかってきます。
部品の生産でどちらの金属を使うか迷っている場合は、お気軽に太陽パーツへご相談ください。最適な素材で製品の加工をいたします。