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旋削加工ってどんな加工?

2020.03.30 【加工について】

旋削加工という言葉を聞いた事があっても実際にどのような加工の事を言うのかご存知ない、またはあまりよくわからないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は旋削加工とはどんなものなのか、その特徴やどんな加工をする時に行うのか、さらに加工する機械についてをご紹介していきましょう。

旋削加工というのは金属などを刃物などで削る事をいいます。

切削加工の一種ですが、加工する時に使用するのは旋盤(せんばん)という機械を使用して製品の加工を行います。
旋盤加工というのは加工する部品を高速回転させて、刃物をあてて部品の加工をする機械で、円筒状の加工を行う時に昔から使用されています。
代表的な製品としてはボルトやねじなどがそうですね。

旋削加工を行うための機械も色々とあります。ペンチや汎用旋盤、NC旋盤なども旋削加工用の機械です。
ただ近年では複合機なども多数開発されているので、カットなどを必要とする部品も一度で加工ができるようになりました。

旋盤などで製品の加工を行う場合には、他の加工とはちょっと違った技術が必要です。例えば10mm削る場合は半径の5mm削ります。
さらに加工する時には加工する切込み数、そして回転数、切削長さを計算して加工していきます。切込み数や回転数や速度については材質によって変えたり、加工する製品の大きさによっても変わります。

また、切削する時の時間の割り出しも可能です。割り出し方は「加工物の長さ÷1分間の切削の長さ」で算出できます。
加工にどのくらいの時間がかかるのかを把握しておけば、その製品をどのくらいの時間で加工ができるかも算出できるので、見積などをする時にも利用できますね。
旋削加工を行う機械は工程をいくつかに分けて加工しますので、その都度段取りをしなくてはなりません。段取りの工程は以下の通りです。

バイト(刃物)の選定と取付け(必要に応じて高さや中心を出す必要があります)次にチャックを取り付けてチャックの面を削り心出しをします。
必要であればプログラミングを行い材料を取り付けて加工を始めます。チャックは取り外さず使えばその状態で裏の加工を行う事ができます。

横の加工を行う数字はXで表します。縦方向はZで表します。つまり1mmで長さ10mm削る場合はX0.5、Z-10で切削していくのですが、この時送り速度を入れる必要があります。
プログラミングを行う時には「X0.5,Z-10,0.1」という感じの入力を行います。送り速度については形状や大きさによって変わってきます。
このように旋削加工は丸ものの加工に最適な技術で、現在でも多くの部品の生産に使われているのです。

太陽パーツでは旋削加工ほか、部品の形状に適した加工機械を使って製品の生産を請け負っていますので、加工についての疑問などがありましたらお気軽にお問合せください。

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