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複雑な製品でもダイカストなら低コストに!
金属やプラスチックなど様々な素材で部品の生産が行われていますが、個数が少ないのであればマシニングやNC旋盤などを使って加工を行っていますが、大量生産を行う場合にはさらに適した加工技術があります。
それがダイカストという生産技術です。
ダイカストとは鋳造技術の一つで、金型を使って一度に大量生産ができるので、一つ当たりのコストをかなり安く抑える事ができます。
もちろんどんな金属でも加工できるわけではなく、アルミニウムや亜鉛、マグネシウムなどの合金を溶かして加工するので、金型の溶融温度よりも低い金属であるアルミニウムや亜鉛、やマグネシウムの加工に適しています。
他にはプラスチックなどの加工にもよく使われている技術ですね。使用される金型は一つではなく複数の加工ができるように作られていますので、非常に大量生産に向いた加工技術です。
ダイカストは金型など初期費用が非常に高いですが、高い理由には高い寸法精度やより複雑な形状にも対応できるためで、仕上がりもとても美しく表面処理なども簡単に済むというメリットがあります。
二次加工を必要としない加工も可能で、継ぎ目がない製品の加工が可能なので、自動車のエンジンやバイクのエンジンの部品の生産にも多く利用されています。
このように大量生産による低コストの実現と複雑な製品の生産などに適しているダイカストですが、強度が必要な部品の生産には向いていません。その理由は空気などの巻き込みが生じる事があるからです。
もちろん全ての部品に入るわけではなく、ほんの数パーセントに限りすが入る事があるだけです。
また、ダイカストは大量生産をするからこそ金型の費用を消化する事ができるわけですので、小ロットの生産には不向きな生産技術です。
それに大量生産するにしても、高温の金属を流し込んで部品の生産を行うので、金型の寿命があるのも事実です。数万~最高20万ショットで寿命を迎える事になるので、その都度金型費用はかかります。
ただしこのデメリットの内、大量生産に関しては解決できない問題ではありません。例え小ロットであっても太陽パーツの金型であれば大量生産並みの低コストの抑える事は可能です。
太陽パーツだけにある金型技術のエコダイカストは、金型自体を通常の金型の半額程度に抑える事ができます。
金型やダイカストについてはぜひお気軽にお問い合わせください。