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タレパン加工とは??

2020.04.06 【加工について】

タレパンとは金属加工の一種です。正式名は『ターレットパンチプレス』と言います。

略してタレパンという言い方をするのですが、タレパンで行う代表的な加工は穴あけ加工です。

パンチして抜き加工を行うのですが、穴あけをするには金型を使用します。上下の金型の間に金属の板を挟み込み、高速で上下の金型を合わせる事で抜き加工を行います。
使われる金型は固定する部分がダイ、可動する部分がパンチという呼び方をし、上下セットで一つの金型となります。

ただしタレパンの金型は汎用のものが多いので、専用の金型を作る事はあまり無いでしょう。

タレパンは複数の金型を使って一つの製品を生産する事も可能です。展開作業を行い加工を行って、順に穴あけをしたり曲げ加工をプラスしたりして加工を行います。

抜き出し加工はプログラムに沿って連続で打ち抜き加工を行いますが、金型であるダイとパンチは大きさが違い、ダイの方がパンチより少しだけ大きく作られています。
これは大きさがあまりに違い過ぎると、製品の精度に問題が出たりするので適性なクリアランスが必要で、大きすぎるとバリがかえりやすくなってしまい、小さいと金型の破損につながってしまいます。

金型の寿命については加工の特性上、他の金型を使用する加工に比べると短めですが、最適なクリアランスであってもバリが出るなどの症状がわかりやすいので、専用の研磨機などを使って維持していく事は可能です。
推奨されるクリアランスは加工する金属の種類や厚みによっても変わります。

一瞬で加工する技術なのでバリがかえりやすいので、加工後の処理としてはバリ取りをする必要があります。
一度セッティングしてしまえば連続で加工する事が可能ではありますが、バリ取りなどの仕上げ作業を行う加工技術でもあります。

そして実は加工後の処理には慣れが必要な加工なので、手作業ではなく自動機などを使うと効率的に作業が進むでしょう。
また、近年では精密板金といって精度の高い製品を生産する事も可能になりましたが、カス上がりなどが起こらないように細心の注意を払う必要があります。
大量生産に向いている加工技術ですが、小ロットの生産にも対応しているため、金型の段取り替えなどに時間をかけていられないのが現実ですが、短時間で別の加工ができるように段取りをするために、慣れや工夫を必要とする技術です。

太陽パーツでは短期間、短時間により精度の高い製品を加工するために、経験を活かした工夫をしながら生産を行っていますので、タレパンの事ならどんな事でも太陽パーツへ気軽にご相談ください。

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