砂型鋳造から、ダイカスト鋳造に工法転換を行った事例です。当製品は、従来砂型鋳物にて設計されていましたが、生産性向上、美観、軽量化が必要となり、肉抜き形状への変更を検討しておりました。砂型鋳物で行うと、加工時間が増加し大幅なコスト上昇、製造リードタイムの長期化につながってしまいます。そこで、当社にてダイカストへの工法転換をご提案しました。650tの大きさになってしまい、当社カセットシステムの金型サイズでは対応不可でしたが、設計の段階からご相談いただけましたので、2機種を1機種にまとめる加工レスの提案、及び、金型抜き勾配を利用したスライド箇所の加工レスにより、大幅なコストダウンへとつなげました。また、金型投資する前にダイカスト材料での放熱性確認もされたいということで、短時間でADC12のブロック材からの切削加工で試作を提出できたことにも、大変ご満足いただきました。

ダイカスト鋳造 コストダウンNaviは当事例のように、特許製法であるカセットシステムだけではなく、大型ダイカストへの工法変換の提案知識も活かし、工法変換によるコストダウンや製造リードタイム短縮を実現してきました。砂型鋳物では工数が増加し、コスト上昇、製造リードタイムの長期化につながってしまうような複雑形状であっても、ダイカストなら最適コストで実現が可能となります。加工品の製造コストやリードタイムのお悩みをお持ちの皆様、お気軽に当社にご相談ください。