砂型鋳造品を使用している皆様の中には、寸法精度や表面粗度の向上を課題とされている方がおられるのではないでしょうか？
砂型鋳造と比較し、高い寸法精度・優れた表面租度を実現できる工法がダイカストです。
砂型鋳造の寸法公差はCT9-12程度と言われていますが、ダイカストではCT4-6となり、高精度です。
また、面粗度についても砂型鋳造はRz60・Ra27程度ですが、ダイカストであればRz17・Ra3を実現できます。
寸法公差に優れるダイカストを用いることで、5～7/100mmであれば切削加工レスにて製造することも可能となり、工数削減によるコストダウン・製造リードタイム短縮も実現可能です。
高品質を実現するダイカストですが、初期コストという課題を持ち、その課題を解決する製法がダイカストカセットシステムになります。

ダイカスト鋳造の大きな特徴として、生産性が高い点が挙げられます。
砂型鋳造と比較した場合に生産サイクルが短いため、製造リードタイムの大幅短縮が可能となります。
しかし、ダイカストでは段取り替えに時間がかかり、多品種小ロット生産では量産性が高められないという問題がありました。
ダイカストカセットシステムでは、材料変更がない場合はキャビティのみの変更で段取り替えがすみますので、多品種小ロット生産でもリードタイムの短縮を実現できます。

段取り替え時間を、従来ダイカストより1/2に短縮！
段多品種生産でも、砂型鋳造からの工法変換を実現できます！

ダイカストカセットシステムは、上述の通り、段取り替え時間を短縮できる特許製法です。
多品種小ロット生産において、当社のダイカスト製法は何より強みを発揮します。

従来ダイカストとカセットシステムを比較！ 金型交換時間

金型交換時間を1/2に短縮できるため、
多品種小ロット生産におけるダイカスト鋳造が可能となります！

砂型鋳造とダイカストカセットシステムを比較！ 鋳型完成後、量産時の製造リードタイム

砂型鋳造から特許製法のダイカスト鋳造への工法変換で
生産時間を1/3に短縮！

上記段取り時間、生産時間は参考になります。仕様、製品サイズによりこららの時間は異なります。