ダイカストの試作について
みなさん、こんにちは。
今日は「ダイカストの試作」と題してお送りします。
「ダイカストで試作だと?イニシャルコスト高いのにできるか!」
おっしゃる通りでございます。
で、みなさまどうしてますか?
たぶん・・・・・・
「形状見るだけなら、今なら3Dプリンターがあるんだよ!」
「強度見たかったら、切削で作ればいいんだよ!」
・・・高いから1個作るのやっとやけど、、、(心の声)
「他にも、、、うーーーーん、無いか。」って感じじゃないですか。
そこは太陽パーツにご相談ください。
もちろん、3Dプリンターでも、切削でもできますが、当社では目的に応じて
他の方法も提案させていただきます。
1.とにかく形状が見たいから早く作って!
3Dプリンター
メリット
① 早い
② 安い
③ 作る側としても取り扱いが楽。
デメリット
① 積層で粗い。(細かくも出来るが時間がかかる)
② 強度が無い。
③ 寸法精度は期待できない。
光造形
メリット
① 早い
② 3Dプリンターより緻密で強度もそれなりにある。
デメリット
① 3Dプリンターより高い
② 寸法精度もそれなりにある。
③ 作る側からは取り扱いが、ちと面倒。(笑)
2.実際に組み込みたいから、強度がいるねん!
切削
メリット
① 無垢材から削るから強度はある。
デメリット
① 工具が入る事が絶対条件なので、形状的に制約ができる
→つまり、設計通りの形状にする事が難しい。
② 加工応力が残るため、想定外に強度がない部分があったりする。
③ 複雑になればなるほど、爆発的に高価になる。
④ 加工時間が長い。複数個作るとなると、相当な時間が必要。
石膏鋳造
メリット
① 実際に鋳造するため、比較的ダイカストに近い特性が得られる。
② マスターモデルに対して、寸法精度は比較的良い
③ 複数個作る事が容易
④ 3Dプリンターや光造形でマスターモデルを作るなら比較的早く作れる。
デメリット
① マスターモデルを3Dプリンターや光造形で作ると精度がそこで決まってしまう。
② 精度を求めると、どうしてもマスターモデルを切削などで加工する必要があり、切削特有の形状制約を受ける。
RPロストワックス
メリット
① 実際に鋳造するため、比較的ダイカストに近い特性が得られる。
② マスターモデルに対して、寸法精度は比較的良い
③ 複数個作る事が容易
デメリット
① マスターモデルを光造形で作るため、精度がそこで決まってしまう。
3.組み込んで実機テストを数多くやりたいねん!
ダイカストカセットシステム
メリット
① 本型の半額で作れる
② 精度は本型と同じ
③ 部品は欲しいだけの数を作れる
④ 小ロットならそのまま量産も可能
デメリット
① 本型の半額と言えど、半額はいる。(笑)
最後に
いかがでしたか?
試作と言えど、目的は開発ステージでそれぞれ異なりますね。
その目的に応じて、試作工法も選択しなければいけません。
太陽パーツでは、多様な工法を有していますので、
目的に応じて最適な提案をさせていただきます。
試作でお困りの時も、太陽パーツにご連絡ください!