肉厚の均一化による引け巣発生回避
課題 | 鋳巣 / 割れ(クラック) / 引け |
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提案効果 | 品質向上 / 軽量化 / 鋳造欠陥回避 |
Before
切削加工品をダイカストに工法変換する際、お客様より頂戴した図面では、薄肉部2mm、厚肉部10mmと差が大きく、凝固時間・凝固収縮スピードが異なることから引け巣発生リスクが高くなっていました。さらに、厚肉部において中側が冷えないことから、割れ・へこみの発生リスクもあり、改善が必要でした。After
ダイカストでは、肉厚の均一化が必要であり、肉盗みをすることで凝固時間・凝固スピードの差をなくし、引け巣の発生を抑えます。当事例においても、肉盗みによる肉厚を均一化することで引け巣、へこみ、割れの発生リスクを抑えるとともに、軽量化(120g→80g)・製造リードタイムの短縮を実現しました。
ダイカストには肉厚の均一化など、ダイカスト特有の設計時におけるポイントが多数存在します。切削などから工法変換する場合には、その点を考慮して、従来の設計を変更する必要があります。ダイカストの設計のことならダイカストのプロであるダイカスト鋳造コストダウンNaviを運営する太陽パーツにご相談ください。