ボスへのR付加による鋳造欠陥の回避

課題	強度 / 湯回り
提案効果	品質向上 / 鋳造欠陥回避 / コストダウン

Before

支柱が搭載される部品には、当図面のようにボスが用いられます。ボスの根元部分が角形状の場合、湯流れが悪くボスの先端までアルミが流れず、形状不良品が発生するリスクがありました。また、ボスの根元部分が角形状であると、ボス折れや根元部のクラック発生につながるリスクもあり改善が必要でした。

After

そこで、ボスの根元にRを付けることを提案いたしました。それにより、湯流れがよくなり、ボスの先端部までアルミが流れるようになりますアルミの流れがなめらかになります。充填不足による形状不良や品質不良を回避できるため、品質向上と再製作回避によるコストダウンも実現しました。ボスの根元部分にR形状を設けることは強度UPにもつながり、耐久性が求められる支柱部品において、機能価値向上を実現しました。