2023.12.01
グラビティ鋳造
グラビティ鋳造(重力金型鋳造法)とは?
グラビティ鋳造(重力金型鋳造法)とは?
「グラビティ鋳造」とは、金属を熔かして型に流し込む製法の1種です。グラビティの名の通り、重力を利用して熔かした金属を型の隅々にいきわたらせることが特徴です。
グラビティ鋳造とダイカストの違い
グラビティ鋳造とダイカストの違いは、以下の通りです。
- グラビティ鋳造は、薄肉・高精度は若干苦手なものの金型製作コストを抑えることができるため、少量生産向き
- ダイカストは、薄肉・複雑形状・高精度が得意なものの金型が高額になりやすい
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
>>グラビティ鋳造とダイカストの違い

グラビティ鋳造(重力金型鋳造法)の6つのメリット
「グラビティ鋳造」のメリットとして、下記の6つが挙げられます。
- 巣ができにくい:
グラビティ鋳造は低圧で行われるため、空気の入り込みを抑えられ、他の鋳造法と比べ肉厚でも巣が発生しにくいです。強度が求められる部品に最適です。 - 形状の自由度:
砂型鋳物と同じく中子を用いることで、アンダーカット形状や中空形状が実現可能です。 - 鋳ぐるみ:
ステンレスや銅等の異種の材料や部品を鋳造時に一緒に鋳込むことができます。これにより複雑形状が実現可能になったり、後から機械加工をしたり圧入したりする工程を削減することが可能です。 - 小ロット生産:
100~500個程度の小~中ロット生産に向いています。※1型での取り数を増やす金型設計が可能なので、生産数を上げることも可能です。 - 初期費用が抑えられる:
ダイカストと比べて、金型が比較的簡易的な構造が済むため初期費用が抑えられます。 - 鋳肌がきれい:
グラビティ鋳造は金型を使用する鋳造方法なので、砂型鋳物と比べて鋳肌がなめらかで、寸法精度もよいです。
グラビティ鋳造の二次加工サービス
グラビティ鋳造は形状の自由度が高いため、3次元形状などを製作する場合が多くあります。そのため鋳造後の二次加工が必要となります。当社ではグラビティ鋳造に限らず、ダイカストやロストワックスなど工法に関わらず二次加工を行っています。材質に関してもアルミやSUS、鋳鉄など幅広く対応しているため多くのお客様からご依頼をいただくサービスを展開しています。
鋳造から二次加工まで一貫対応が可能なため、お困りの際は当社にお任せください。

グラビティ鋳造ならCastingNaviにお任せ!
CastingNaviを運営する太陽パーツは、グラビティ鋳造での一貫サービスを提供しています。小ロット生産対応に適したグラビティ鋳造でコストを抑えたご提案が可能です。
グラビティ鋳造の一貫対応でコストや納期の問題を解消いたしますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。